
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。今回は、音楽界における一つの時代の終焉と、それが私たちの愛するハロー!プロジェクト、特にBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)に与えた影響について、敬意を込めてお話ししたいと思います。
2026年6月30日、世界的なディスコ・ポップ・グループである「ヴィレッジ・ピープル(Village People)」の結成メンバーであり、不動のリードボーカルとして活躍したビクター・ウィリス(Victor Willis)さんが、アメリカで亡くなったという悲しいニュースが報道されました。この一報を受けて、ハロプロファンの間でも「あの大名曲のルーツが……」と、大きな追悼の輪が広がっています。その理由を紐解いていきましょう。
ヴィレッジ・ピープルといえば、1970年代後半のディスコブームを牽引し、誰もが一度は耳にしたことがある『Y.M.C.A.』や『In the Navy(ピンク・レディーのピンク・タイフーンの原曲)』、『Macho Man』など、数々の世界的メガヒットを世に送り出した伝説のグループです。
そして、彼らが1979年に発表し、後にペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)のカヴァーによっても世界中で大ヒットしたのが『Go West』という楽曲です。この歴史的名曲を、現代の日本のアイドルポップスとして見事にサンプリングし、素晴らしいユーモアとエネルギーを注入して生まれ変わらせたのが、我らがBEYOOOOONDSのメジャーデビューシングルに収録された『Go Waist』でした。
BEYOOOOONDSの『Go Waist』は、原曲の壮大なメロディラインをそのまま活かしつつ、歌詞のテーマを「西へ向かおう(Go West)」から「ウエスト(腰回り)を補正しよう(Go Waist)」という、まさかのダジャレから着想を得た、斬新すぎる健康・ダイエット応援ソングへと昇華させました。
ミュージックビデオやコンサートのステージでは、メンバーたちがエクササイズ風の激しいダンスを披露し、曲の後半にはファンと一緒にスクワットや体幹トレーニングを行うなど、ライブでの定番盛り上がりソングとして愛され続けています。ファンの間でも「有名で誰もが乗れる洋楽のメロディを、ここまでトンチの効いたハロプロらしいエンターテインメントに仕上げたアレンジは天才的」と、今なお高く評価されている名曲です。
今回亡くなられたビクター・ウィリスさんは、グループの中で「警察官」の衣装を身にまとい、圧倒的な声量とファンキーなソウルボーカルでグループの中心に立ち続けた人物です。ヴィレッジ・ピープルは、ネイティブアメリカン、カウボーイ、バイカーといったアメリカのステレオタイプな男らしさを象徴するコスチュームを着用した6人組で、そのキャッチーなビジュアルも世界中で愛されました。
ネット上のハロプロファンの間でも、彼らの偉大さについて多くのコメントが寄せられています。
彼らが残した楽曲の数々は、自分たちで楽曲を制作するスタイルではなかったものの、プロデューサー陣と共に作り上げた完璧なポップ・ミュージックとして、リリースから40年以上が経過した今でも全く色褪せることはありません。
ビクター・ウィリスさんがこの世を去ってしまったことは大変寂しいニュースですが、彼が世界中に届けたファンクとディスコのハッピーなエネルギーは、海を越え、時代を超えて、日本のアイドルであるBEYOOOOONDSへと確実に受け継がれています。メンバーの高瀬くるみさんをはじめとする彼女たちが、これからもステージで『Go Waist』を元気いっぱいに歌い踊り、ファンを笑顔にし続けることこそが、偉大なオリジナルアーティストへの最高のオマージュであり、恩返しになるのではないでしょうか。
ビクター・ウィリスさんのこれまでの素晴らしい音楽活動に感謝の意を表するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。今夜はぜひ、ヴィレッジ・ピープルの原曲と、BEYOOOOONDSの『Go Waist』を続けて聴いて、彼らが遺した音楽の素晴らしさに浸ってみてはいかがでしょうか。