「必死に幸せになろうとしていた」時期を越えて…Juice=Juiceと段原瑠々が手に入れた「純粋な楽しさ」

SNSである一つの投稿が、Juice=Juiceファミリー（ファン）の心を揺さぶり、大きな共感を呼んでいます。それは、現在のJuice=Juice、そしてリーダーの段原瑠々（だんばら るる）ちゃんの「変化」についての鋭い考察でした。

投稿主の言葉を借りれば、「一時期はメンバーもオタクも必死に幸せであろうとしていた感じだったけど、いま純にステージを楽しんでいるようにみえる」。この言葉に、多くのファンが「わかる…」と頷いているのです。

「背負うしかなかった」過渡期の重圧

Juice=Juiceはここ数年、大きな変革期にありました。宮本佳林、高木紗友希、金澤朋子といった創設メンバーや絶対的なエースたちが相次いで卒業。残されたメンバー、特に実力者である段原瑠々にかかるプレッシャーは計り知れないものがありました。

ファンもまた、そんな彼女たちを支えなければという使命感と、変化に対する戸惑いの中で、「今のJuice=Juiceも最高なんだ」と自分たちに言い聞かせるような、ある種の「力み」があった時期があったかもしれません。「オタクもそのことをわかってるけどそれに縋るしかなくて」という表現は、当時の痛いほど切実な空気を的確に表しています。

段原瑠々が導いた「ハッピー」な空間

しかし、今のJuice=Juiceはどうでしょうか。最新曲『盛れ！ミ・アモーレ』のパフォーマンスや、ツアーでの姿を見ると、そこにあるのは悲壮感ではなく、弾けるような笑顔と自信です。

段原瑠々ちゃん自身が、リーダーとしての重圧を良い意味で飼い慣らし、歌うこと、踊ること、そしてメンバーと過ごす時間を心から楽しんでいる。そのポジティブなオーラが、井上玲音ちゃんや工藤由愛ちゃん、松永里愛ちゃんといった中堅メンバー、そして有澤一華ちゃんたち若手メンバーにも伝播し、グループ全体が「純粋に楽しい」空間を作り出しています。

アンチコメントすらも跳ね返す強さ

一部には「昔も今もただのドヤ顔歌唱…」といった心ないコメントや、「ポエム大好きなんやな」といった冷ややかな反応もあります。しかし、そんな雑音が気にならないほど、現在のJuice=Juiceが放つ幸福感は本物です。

「ルーレットとか知ったような事を言うのはさぞ気持ちよかったんだろうな」と、過去のゴタゴタを蒸し返す声もありますが、それら全てを飲み込んで、今のJuice=Juiceは前に進んでいます。

段原瑠々さんが見せる屈託のない笑顔は、今のJuice=Juiceが「無理をして幸せを演じる」段階を卒業し、「自然体で幸せを感じる」フェーズに入ったことの証明です。これからのJuice=Juiceは、もっともっと楽しく、もっともっと自由になっていくはず。そんな彼女たちを見守れることが、今のファンにとって最大の「幸」なのです。