
SNSを中心に話題となっているJuice=Juiceの『盛れ!ミ・アモーレ』。iTunesチャートでの浮上など、数字として結果が出ているのは間違いありません。しかし、一部のシビアなハロプロファンからは、こんな声も聞こえてきます。
「百歩譲って曲がバズっても、そこからグループの人気が出ることはないのでは?」
今回は、この辛辣ながらも核心を突いた議論について、ファンのコメントを元に考えてみたいと思います。
アイドル界隈ではよくある現象ですが、「曲は知ってるけど、誰が歌ってるかは知らない(あるいは興味ない)」というパターン。コメントでも、過去のモーニング娘。の『泡沫サタデーナイト!』や、他グループの例を挙げて議論されています。
厳しい意見ですが、一理あります。TikTokで音が使われることと、ファンクラブに入ってライブに来てくれるコアなファンが増えることの間には、深くて広い川が流れています。単に「音が流行った」だけでは、消費されて終わってしまうリスクがあるのです。
しかし、Juice=Juiceの場合は少し事情が違うのではないか?という反論も多く見られます。
「Juiceのバズはちゃんと他の数字に繋がってるからすごいね。いいなと思って調べたり掘り下げてるってことだからな」
これこそがJuice=Juiceの強みです。もし「曲が気になって」MVを見た人がいたとして、そこに映るのは圧倒的な歌唱力とパフォーマンス力を持つ集団です。
「なんかいい曲だな」で終わらせず、「え、この子たち歌上手すぎない?」「生歌なの?」という驚きを与えられる実力が、彼女たちにはあります。
他社グループとの比較で「周回遅れ」なんて言われることもありますが、Juice=Juiceのバズり方は、派手なビジュアルや炎上商法ではなく、あくまで「音楽的な質の高さ」と「楽しさ」が根底にあります。
きっかけは何であれ、一度Juice=Juiceの沼に足を踏み入れたら、過去の名曲やライブ映像という膨大な資産が新規ファンを待ち受けています。
「バズる意味なくないか?」という問いへの答えは、これからの彼女たちの活動と、動員数の増加という結果で証明してくれるはず。我々ファンは、その「導線」を信じて布教し続けるのみです!
あれ、これバズる意味なくないか?