モーニング娘。の北川莉央さんの卒業発表をめぐり、ファンの中で「異常だ」と話題になっている現象があります。それは、同期である岡村ほまれさん、山﨑愛生さん、通称「ほまめい」の2人が、自身のブログやSNSで、卒業について一切言及していないことです。

15期メンバーとして共に加入し、苦楽を共にしてきた同期が、人生の大きな決断である「卒業」に際して、一言も触れないというのは、モーニング娘。の歴史において、極めて異例の事態です。「りおりお」の卒業に、「ほまめい」すら触れないこの状況は、一体何を物語っているのでしょうか。そして、ファンが推測する「異常さ」の背景にあるものとは何でしょうか。

同期の沈黙がもたらす衝撃

アイドルグループ、特に縦の繋がりを重んじるハロー！プロジェクトのグループにおいて、「同期」は特別な絆で結ばれています。同じオーディションを勝ち抜き、同じ時期にキャリアをスタートさせた仲間は、家族のような存在です。しかし、今回の北川莉央さんの卒業発表においては、その「同期の絆」すらも見えない状況にあります。

• **「ほまめい」の特別な関係性**: **岡村ほまれ**さんと**山﨑愛生**さんは、**北川莉央**さんと共に「15期」として活動してきました。特に3人は、グループ内で最も活動時間が長く、公私にわたって多くの時間を共有してきたはずです。
• **脱退と卒業の違い**: コメントにもある通り、これは「脱退」ではなく「卒業」という形式です。「脱退でも普通触れるだろ」という意見があるように、形式がどうあれ、仲間の門出に触れないことは、ファンにとって大きな違和感となります。
• **「最初から居なかった人」への懸念**: 「これからは最初から居なかった人の様に扱われていくのだろう」という声は、メンバーの沈黙が、まるで北川莉央さんがグループから存在を消されていくかのような印象を与えていることへの懸念です。

異常事態の背景にある「箝口令」

メンバーが北川莉央さんの卒業に触れない最大の理由として、最も多く指摘されているのは、やはり事務所からの「箝口令（かんこうれい）」です。「事務所が箝口令出してるからしゃあない」「ヒント　緘口令」といったコメントが、ファンの間でこの見方が定着していることを示しています。

箝口令の理由は何なのか？

では、なぜ事務所は「卒業」というおめでたいはずの出来事に対して、沈黙を命じるのでしょうか。その背景には、北川莉央さんの卒業にまつわる複数のデリケートな情報があるためだと推測されます。

• 報道の過熱化: 卒業発表と同時に、一部メディアで報じられた「テレビ東京アナウンサー内定」の話題。この件は非常にセンシティブであり、メンバーが不用意に触れることで、内定先に迷惑をかけたり、さらなる憶測や炎上を招くリスクがあります。
• 「良くない空気」の払拭: 「今までの良くない空気を北川と共に吹き飛ばして」というコメントにもあるように、事務所は一連の騒動を早期に沈静化させ、グループのイメージを立て直したい意図があるはずです。メンバーが個人的な感情を綴ることは、かえって問題を長引かせると判断したのかもしれません。
• リスク回避の徹底: 特に「ほまめい」のような若いメンバーは、些細な表現の誤りから炎上するリスクがあるため、「触るな危険」と判断し、完全にシャットアウトする方針を採った可能性が高いです。

同期のメンバーであっても、事務所の指示には逆らえません。彼女たちがブログで卒業に触れないのは、**北川莉央**さんへの気持ちがないからではなく、グループと**北川莉央**さん本人の将来を守るために、最も安全な道を選ばざるを得なかった、と考えるのが自然でしょう。

モーニング娘。の再出発に向けて

この異例の事態は、モーニング娘。の歴史の中でも、後世に語り継がれる出来事になるかもしれません。メンバー間の絆や関係性に疑問符が投げかけられるのは非常に残念なことですが、岡村ほまれさんや山﨑愛生さんを含む残されたメンバーたちは、この難しい状況の中で、プロとしてステージに立ち続けなければなりません。

ファンとしては、「りおりお」の門出を祝いたい気持ちと、メンバーの心中を慮る気持ちが交錯しているはずです。しかし、今はモーニング娘。が新たな体制で再出発するための過渡期です。メンバーたちがこの困難を乗り越え、より強固なグループとして進化していくことを期待し、引き続き応援していきましょう。