アイドル界のレジェンド、モーニング娘。’25。その中心メンバーである岡村ほまれさん、通称「ほまたん」が、テレビ番組で放った率直な一言が、今、ハロプロファン、そしてアイドルファン全体に大きな波紋を広げています。

その発言とは、「他のアイドルが歌番組でモーニング娘。やハロプロの曲をカバーするのを見ると『私達にやらせて』と思う」というもの。これは、単なる負け惜しみではなく、現役メンバーとしての強いプライドと、現状に対する危機感の表れではないでしょうか。今回は、このほまたんの発言の真意と、それに寄せられたファンの様々な声について深掘りしていきます。

ほまたんの「私達にやらせて」発言の真意

岡村ほまれさんがこの発言をしたのは、バラエティ番組『上田ちゃんネル』でのこと。他のアイドルグループが、ハロプロの名曲をカバーし、それが話題になる現状に対し、彼女は率直に「悔しい」という気持ちを表明しました。

特にこの発言が注目を集めたのは、ちょうど同時期に、他グループのメンバーによる初恋サイダーなどのカバーが大きな話題となっていたからです。ファンからは「よくぞ言った！」「ほまたん、偉い！」と、彼女の覚悟と正直さを支持する声が殺到しました。

• 現役メンバーとしてのプライド: 過去の名曲も、現在のモーニング娘。メンバーが歌うことで、そのグループの楽曲としての「所有権」を取り戻したいという強い意志。
• 危機感の表明: カバーされることで、現役グループの活動が埋もれてしまうことへの焦り。
• 自ら手を挙げた積極性: コメント欄にもあるように、「自ら両手を挙げて積極的に発言してきてた」という姿勢は、岡村ほまれさんの熱意を示すものとして高く評価されています。

ファンコミュニティで議論される「現実」と「知名度」の壁

しかし、このほまたんの勇気ある発言に対し、ファンコミュニティからは厳しい現実論も寄せられています。

現役メンバーの知名度問題

最も多かったのは、現在のモーニング娘。の知名度不足を指摘する声です。「気持ちは分かるけど現メンが歌っても『誰？』ってなるやん」「テレビはビジュと知名度が大事」といった意見は、世間一般におけるグループの現状を痛烈に表しています。

あるコメントが言うように、「自分がオリジナルではない過去のヒット曲の所有権はテレビにあるものと考えて現体制でヒット曲出して売れるしかない」という意見は、モーニング娘。’25が直面する最大の課題を突いています。カバーしてもらえるだけでも「有難いと思え」という、辛辣ながらも現実的な見方もあります。

「偽物」論争と新曲への期待

また、「君らもオリジナルじゃないんでどうせ偽物なら売れてる人にやらせるのは普通だよね」という、過去のヒット曲を今のメンバーが歌うことに対する厳しい意見も見られました。これに対し、ほまたん擁護派は「普段からカバーしてるウチらにやらせてください！ウチらが公式カバーなんです！」という解釈を示しています。

一方で、Juice=Juiceが新曲「盛れ！ミ・アモーレ」で突破しようとしている状況を引き合いに出し、「まだ新曲で突破しようとしてる**Juice=Juice**の方が賢い」と、過去の栄光に頼らず新曲で勝負すべきという意見も散見されました。

結局のところ、テレビ局がハロプロの曲を選ぶ際、「今人気のアイドルに歌っていただくか」「ハロプロなんて歌わないか」の二択しかなく、岡村ほまれさんの言う「現役メンバー」に出る幕がないという現実があるのです。

岡村ほまれとハロプロの未来への期待

今回の**ほまたん**の「**私達にやらせて**」という発言は、モーニング娘。という看板を背負う岡村ほまれさん自身の、アイドルとしての覚悟と情熱をファンに改めて認識させる出来事となりました。

もちろん、ファンからは「歌わせてと思うなら個人で知名度あげる努力しなきゃ」という厳しいアドバイスも飛び出しています。彼女の言う「悔しさ」は、彼女たちモーニング娘。’25が現体制で新たなヒット曲を生み出し、**ラブマ**や**初恋サイダー**といった名曲を、現役メンバーが歌うことの意義を世間に認めさせるための、大きなエネルギーとなるはずです。

「**岡村ほまれ**『私がモーニング娘。だ』」という、ファンの熱い気持ちを代弁したコメントのように、ほまたんのこの魂の叫びが、モーニング娘。、そしてハロプロ全体の再浮上への第一歩となることを期待せずにはいられません。